『タクトオブマジック』が超良作だったのでステマしてみる

ゲームレビュー

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いやー、すげー良いゲームだった!

開発予定の『Summoner's Defense』に似たシステムのゲームとして、Wiiの『タクトオブマジック』を発見。新品でも1200円ぐらいで売っていて、せっかくだから取材用に買ってみたのだけど、めちゃくちゃおもしろくてどっぷり熱中してしまった。気づけば30時間以上やってた……。

というわけで、是非遊んで欲しいのでレビューしてみます。

基本システム

基本的には『リアルタイムストラテジー』に分類されるゲームです。魔法使いの主人公と、仲間ユニットを操って、敵勢力を全滅させたり、敵の拠点を制圧したり。

主人公は魔法が無制限に放てる代わりに、近接戦闘に凄く弱い。後半の方になるとすぐに死んでしまう。

そこで、ガーディアンと呼ばれる近接戦闘用の仲間で上手く援護させつつ、プレイヤーは強い呪文を詠唱していくのが基本戦略となります。 仲間ユニットは非常に多種多様で、パラメータの違いの他、拠点が戦略できるユニットや、宙に浮いているため地形ダメージを受けない代わりにスイッチを作動できないなどの制約があるユニットまでいろいろ。特定のキャラをずっと使ってたら強いというわけではなく、戦闘によってメンバーを組み替える必要があります。

他のストラテジーに良くあるような拠点の概念もあり、拠点を制圧すると、制圧した数に応じて唱えられる呪文の種類が増えたり、魔法の威力が上がります。

1戦闘は通常10分程度、長くても15分。凄く短い単位でサクサクと遊べます。死んでしまってもやり直しも手軽。

レベルや経験値の概念もないので、稼ぐ必要がないのも良い感じ。純粋にプレイヤーの実力次第です。

Wiiリモコンによる魔法詠唱

このゲームを語る上で欠かせないというか、キモなのが、Wiiリモコンによる魔法の詠唱システム。

火、水、風、土の四属性のルーンがあり、そのルーンをWiiリモコンで描くことで詠唱できます。

さらに、2つのルーンを組み合わせる「ダブルーン」や、3つのルーンを組み合わせる「トリプルーン」なども用意されていて魔法の種類が半端ない。

火単色、水単色、火+水、水+火といった感じで2種類のルーンだけでも4通りの組み合わせ。

最終的には各属性に上位のルーンと光、闇のルーンが加わり、かき分ける記号は10通り。それらの組み合わせで最終的に100種類以上の魔法が詠唱できるようになります。

ただ数が多いだけではなくて魔法は多種多才。 例えば、攻撃魔法だけでも多くの種類があるのはもちろん、地形を変化させたり、敵を状態異常にしたり、仲間のユニットの強化したり、シールドや結界を張ったり、ジャンプ台を設置したり、とにかく自由度が高い。 人によって攻略方法やよく使う呪文なんかも変わるんでしょう。

その中には上位互換な魔法があったりもするのですが、強い魔法を覚えたら、序盤の方に覚えた魔法が使えなくなる、というわけではなく、リアルタイムで詠唱する必要があるというシステムが上手く生かされています。

弱い魔法ほど、詠唱の時に書く記号が簡単に設定されているので、後半であっても、敵に囲まれて急いで発動したい呪文があれば、最初に覚えた呪文が役に立つ、などと、どの魔法も最後まで使える。このバランスの取り方はいいなぁ。

当然、魔法の数が多くて、後半は収拾が付かなくなってくるのですが、少しでも覚えやすいように、ルーンの規則性が統一されています。

基本は、最初のルーンの効果に2つめのルーンの属性を追加するという規則。 例えば、土のルーンを最初に書くと、「何かを設置する」魔法になります。

土単体だったらカベを設置するし、土+火だったら燃える壁、土+風上だったらジャンプ台、土+水上だったら回復用の結界を設置すると言った感じです。

100種類の魔法を覚えて、状況に応じて次々とかき分けていくのがとにかく忙しくて良い感じ。

そしてWiiリモコンを使った操作感がとにかくキモチいい

ヌンチャクを振り上げるとルーンを描くモードになり、その後、Wiiリモコンでルーンを描き、ヌンチャクを振りかざすと詠唱。

馴れると両手を使ってスピーディーに次々と魔法を詠唱していくことになるので、操作していておもしろい!

シナリオと秀逸なルート分岐

今回のメインはRTSなので、いちおうシナリオが付いているのだけど、申し訳程度。

内容は王道で、主人公は特別な力を持った魔法使い。魔法を駆使して悪を挫け!といった案配。

シナリオはメインではないので、幕間ごとにちょっと会話があるだけで、スキップもできるから気にせずに遊べます。この割り切り方がステキ。

と、思いきや、オマケ程度ではなく、システムの使い方と、シナリオのルート分岐がとても上手い。

以下、ネタバレになるのですが、シナリオの終盤で、主人公は特別な力、「光のルーン」と「闇のルーン」を選択する場面が来ます。

勧善懲悪ではなく、光と闇、それぞれに正義があって、プレイヤーにどちらの魔法を覚えるかの選択をゆだねます。 プレイヤーは、自ら、光か闇のルーンをWiiリモコンで描きます。その描いたルーンによって、シナリオとエンディングが大きく分岐します。

ただの選択肢ではなく、自分で操作させて選ばせるというシステムが非常に秀逸だなぁ。

その他、気になったところ

このゲームは音楽がメインじゃないけど、開発がタイトーなので、zuntataが作曲してる!曲もかなり良い感じ!

ボリュームも良い感じで、メインシナリオクリアまで20時間超、前述したように、メインシナリオも分岐があり、選んでいないルートも遊べます。

そのあとも、個別のクエストなんかがあったりして、ボリュームについては文句なし。

ゲーム全体の難易度は、最初はぬるい感じなんだけど、後半の方はかなり難易度が上がってきます。ちょうど良い難易度でした。

さらにWi-Fiによる協力プレイや対戦プレイもできるようだけど、他に持っている知り合いがいないので遊べていないです。誰か買ってやりましょう。

ゲームとして、難点を挙げるとすると、画面がごちゃごちゃして非常に見にくいなぁ、というのがマイナスポイント。 RTSというゲームシステム上、仕方がないところはあるんだろうけれど、どれが敵で、どれが味方で、どれが主人公かちょっとわかりづらかったなぁ。

その点を抜かすと遊びにくいところがほぼ皆無。ルーンの認識も非常に良好だし、死んでもすぐにやり直せるしで、テンポ良く遊べます。

総評としては、とにかく自由度が高くて遊びやすく、かつシンプルにまとまっている。凄くいいゲームです。人によって好みのキャラや魔法も変わってくるし、どれをどうやって使ってもクリアできちゃうという裾野の広さが非常に良い。

こんなに良いゲームなのに、全然売れていないみたいで(1万8000本ぐらいらしい)、めちゃくちゃ値崩れしてるので、この記事を読んだ方には是非買って貰いたいですね!

Kawazポータルにゲームレビュー書きたくなって書いたのは、旧ポータルに書いた『HEAVY RAIN』以来な気がする。

他の人も遊んだゲームの紹介をしてくれるとそれはとっても嬉しいなって。

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