今年遊んだゲームを振り返ってみる2017 【Kawaz Advent Calendar 12/23】

ゲームレビュー

大幅に遅れて年を越してしまいました。明けましておめでとうございます。 みなさん、ゲームで遊んでますか?

今年も毎年恒例の遊んで特によかった作品を棚卸しをしようと思います。

ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期(PS4)

ここで数年で一番良かったミステリー。 才囚学園に入学した超高校生級の高校生16名は、モノクマの陰謀によりコロシアイ学園生活という名のデスゲームに挑むことになります。

もはや何を書いてもネタバレになるのですが、第1話から、アドベンチャーゲームならではのトリックを生かした完璧なシナリオで幕開け。 その後もシナリオ、トリック、裁判、キャラクター全ての完成度が完璧で、第4章までは紛うことのない神ゲーで、シリーズ初プレイの人を含めて、全ての人にオススメできます。

一方で、第5章ぐらいから展開に暗雲が立ちこめてきて、最終話のオチはまさしく賛否両論。 あまりにも熱中しすぎたあげくのとんでもないオチで、僕はプレイ後3日間は現実を直視できませんでした。 それらを差し引いて、人は選ぶけれど、ダンガンロンパシリーズでは最高傑作。過去のミステリーの中でも金字塔となるべき作品だと思います。

難点としては、「完全新作」と銘打っている物の、最後まで遊ぶとやはり前作までの知識が必須で、世界設定をリセットできていないところ。 この作品単体で完結していたらより多くの人に勧めやすかったのに。

新システムの意図的に嘘をつくことで議論を進めたり、あらぬ方向に分岐させる「偽証」はよくできていて、テーマにも抜群の親和性があるし、今後の発展も期待できるけど、今作では生かせるシーンが少なめ。もう少し試行錯誤の余地が多くてもよかったかもしれません。

一つ言えることは、ぜひ最低でもダンガンロンパ1を遊んでから、ネタバレを見ずにプレイして欲しいところです。

ところで、このレビュー記事が非常に秀逸で、クリアから数日経って読むと頷くことばかり。 くれぐれもゲームクリアして、気持ちを落ち着けてから見てください。

ゲームクリア者に捧げる『ダンガンロンパV3』レビュー、「嘘」の深淵に引きずり込まれる"異形の名作" | AUTOMATON

ヒューマンリソースマシーン(Nintendo Switch)

全エンジニアにオススメしたい作品が『ヒューマンリソースマシーン』。プログラムを設計して問題解決をするパズルゲーム。

左のコンベアから流れてきたデータを右に流すだけの簡単なタスクから始まり、辞書順比較、素因数分解、素数判定、と、現職のエンジニアも舌を巻くような高度な実装をループ、if文、ポインタと、プログラミングの基礎的な操作だけで実装していきます。

ゲーム内にはアルゴリズムに関するチュートリアルはなく、難易度上昇も激しいため、プログラミングの入門用にはあまりオススメできないかも。

シナリオはほとんどないに等しいのだけど、ところどころ挿入されるフレーバーテキストもブラックで面白い。 特にエンディングまで遊んだあとの絶望感は必見です。

ドラゴンクエスト11 過ぎ去りし時を求めて(PS4)

僕はドラクエが好きで、ナンバリングは1~10まで全て遊んでいるし、外伝もそれなりにプレイ済み。 そんな中で『ドラゴンクエスト11 過ぎ去りし時を求めて』は、従来の勇者譚としてのドラクエらしさを残しつつ、終盤でいつものパターン外しをしてくると言う30周年にふさわしいシナリオだったと思います。

非常に面白くて、70時間ほど遊んでトロコンまでしたのだけど、良くも悪くもいつものドラクエで、これ以上語ることはないかなあ。 最近のJRPGは、アクションRPGのような戦闘システムや、複雑な成長システムが多くて、本作のようなオーソドックスなRPGの数は減っていると思います。昔ながらのドラクエを堪能したい方にはオススメ。

Cuphead(Xbox One)

1930年代風カートゥーンを模した骨太アクションゲーム『Cuphead』。 ゲームグラフィックのほとんどはセル画から作画され、当時と同じ手法で描かれていると言うから驚き。

世間的には特徴的なビジュアルが語られることが多いのだけど、特筆すべきはゲームプレイの完成度の高さ。 アクションは昔からよくある『魂斗羅』のようなガンシューティングなのだけど、1ステージ2分で終わるコンパクトな作りながら、理不尽な初見殺しが盛りだくさん。 全30体ほどのボスキャラクターは個性豊かで、突破するには何度も遊んで攻略を覚えていくしかありません。

ゲームオーバー時に進捗が示されますが、何十分も死にながらプレイしていると、徐々にステージの進捗が進んできて、「何度もやると成長するんだなあ」と試行錯誤の重要さを痛感します。 プレイ時間も短く、リトライも苦ではないため、気付くと何百回もプレイしていることも。

そればかりかサウンドトラックも素晴らしく、全編にわたって作り込まれた30年代風のジャズは、 ゲーム史上最高のジャズトラック と言っても過言ではありません。 サントラを買ってから、ここ数ヶ月ずっと聞いています。

ゲームプレイ、ビジュアル、サウンドとどれを取っても最高峰で今年一番のオススメ。

惜しむべきは、高すぎるアクションの難易度と、SteamとXbox Oneでのみの配信であるところ。特に日本語ローカライズすらされていないので、多くの人にはオススメしづらいけど、余りあるぐらい魅力的な作品であることは保証するので、是非遊んでほしい名作。

スーパーマリオオデッセイ(Nintendo Switch)

特に語る必要もない神ゲー。 『ゼルダの伝説 ブレイスオブザワイルド』も『スプラトゥーン2』もクリアしたけれど、Switchで個人的に一番オススメなのはこれかなあ。

個人的に興味深かったのはレベルデザインの集大成感。 3Dマリオ自体は64の時代からあるのだけど、『サンシャイン』や『64』の箱庭感は、今遊ぶとあまりにも初心者を突き放し気味のデザインに感じます。

反面、『ギャラクシー』や前作の『3Dワールド』は次にどこに行くべきかという導線がハッキリしていて、遊びやすさは増しているけれど、自由度という面を考えると少し物足りない印象も。 『オデッセイ』はこれら全ての特徴を取り入れ、箱庭を誰でも遊べる進行面の良さも取り入れた万人向けの作品に昇華しているように感じました。 ステージデザインも、ステージの中心から複数の進行面を無数に組み合わせて、箱庭的な自由度を担保しているように感じます。

『64』の箱庭感、『3Dワールド』の進行面のわかりやすさ、『ギャラクシー』のスターを探す楽しみ全てを兼ね揃えた、まさに任天堂の語る「万人向け」を体現した作品になっていると思うので、ぜひともそういうことを考えながら手に取って欲しいです。

オールドファン向けの小ネタも良くできていて、テーマ曲の『Jump Up, Super Star』のサビにはアーケード版『ドンキーコング』のフレーズが含まれている点など感激しました。

VA-11 HALL-A(PS Vita)

Cyberpunk Bartender Action。「ヴァルハラ」と読みます。 時は206x年。27歳のバーテンダー、ジルとなり、ディストピアのバーに訪れるお客さんにカクテルを提供し、会話を楽しむアドベンチャーゲーム。

バーに訪れるお客さんが語る間接的な話と、劇中のニュースサイトからしか外の様子をうかがい知ることができないけど、限られた情報であれこれとディストピアに思いを馳せるのはなかなか面白い。

舞台設定は遙かな未来なのだけど、ヒロインである ジルをはじめとする、バーに訪れるお客さんの悩みや愚痴、興味関心は、仕事、キャリア、恋愛など、現代を生きる若者に共通している部分が多く、不思議な世界なのに感情移入してしまうこと請け合い。 20代後半ぐらいの若者であれば、絶対に心に刺さるようなエピソードがてんこ盛りで、お酒を片手にプレイして欲しい、そんな大人のゲームです。

マイナス点として、提供するカクテルがほとんどシナリオには影響しないこと。 アルコールを入れすぎると話が分岐したり、隠しカクテルを提供しないと見れないシナリオもあるけど、分岐は限定的。いわば雰囲気。 隠しカクテルの調合法や分岐の出し方も理不尽で、もう少しゲーム内テキストで分岐を示して欲しかったなあと思ったり。

Steam版も出ているし、アドベンチャーゲーム好きには是非とも遊んで貰いたい一本です。

あとこちらもサントラが非常に良いので、夜にお酒を傾けながら部屋で流したいものです。

総評

昨年に続きインディーゲームの良作が目立った1年でした。 僕のように年間何十本もクリアする人間にとっては短いプレイ時間で美味しいところだけ味わえるので、インディーゲームに偏りがち。 ここに挙げた以外でも『スチームワールドディグ2』や『Read Only Memories』、『INSIDE』などは名作でした。

反面、『ゼルダの伝説 ブレイスオブザワイルド』や『Horizon Zero Dawn』、『ゼノブレイド2』など、重たいA級タイトルは手を付けただけでクリアまで至らないことも多かったり。

個人的な好みとして、ゲームには良質な物語を求めてしまうため、例年アドベンチャーゲームを挙げることが多め。 これ以外では『Read Only Memories』や『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』と言った作品は、後の展開が気になってグイグイと引き込まれました。

そんな中で ゲームシナリオがなくとも、 『Cuphead』は、試行錯誤により難題を解決するというゲーム本来の面白さを凝縮した作品だと思うので、是非手に取って欲しいところです。

おまけ 〜今年買ったゲーム一覧〜

今年買ったゲームをまとめるとこんな感じです。 パッケージでは新作だけで全28本!明らかに買いすぎ。 クリア率は4割程度で積みゲーが増えがちだなあと言う感じです。2018年はじっくり腰を据えて遊びたいところ

クリアした物は太字。体験版や無料ダウンロード含まず。

ハード タイトル
PS4 ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期
PS4 KINGDAM HEARTS 2.8
PS4 パタポン
PS4 ドラゴンクエスト11 過ぎ去りし時を求めて
PS4 不思議のクロニクル 振リ返リマセン勝ツマデハ
PS4 Horizon Zero Dawn
PS4 この世の果てで恋を唄う少女YU-NO
PS4 A列車で行こうExp.
PS4 GRAVITY DAZE2
PS4 ニーアオートマタ
PS4 パラッパラッパー
PS4 UNDERTALE
3DS ファイアーエムブレムEchoes
3DS 世界樹と不思議なダンジョン2
3DS メトロイド サムスリターンズ
3DS ドラゴンクエスト11 過ぎ去りし時を求めて
3DS 星のカービィ バトルデラックス
PS Vita VA-11 HALL-A
PS Vita 風来のシレン5 Plus フォーチュンタワーと運命のダイス
Xbox One QUANTUM BREAK
Nintendo Switch スプラトゥーン2
Nintendo Switch ゼルダの伝説 ブレイスオブザワイルド
Nintendo Switch ARMS
Nintendo Switch 1-2 Switch
Nintendo Switch 聖剣伝説コレクション
Nintendo Switch スーパーマリオオデッセイ
Nintendo Switch ゼノブレイド2
WiiU タッチカービィ スーパーレインボー
PS4 INSIDE
PS4 The Tomorrow Children
PS4 Wonder Boy: The Dragon's Trap
PS4 アーケードアーカイブス グラディウス
PS3 セガエイジスオンライン ワンダーボーイ モンスターランド
PS4 2064: Read Only Memories
PS4 アケアカNEOGEO マジカルドロップ2
PS4 The Sexy Brutale
Nintendo Switch ヒューマンリソースマシーン
Nintendo Switch 神巫女
Nintendo Switch アケアカアーケード スーパーマリオブラザーズVS
Nintendo Switch いっしょにチョキッと スニッパーズ
Xbox360 モンスターワールドコレクション
Wii(VC AC) メルヘンメイズ
Xbox One クリムゾンドラゴン
Xbox One Cuphead
3DS(VC SFC) ライブアライブ
Nintendo Switch スチームワールドディグ2
DS ドラゴンクエスト4
DS ドラゴンクエスト5
SFC ドラゴンクエスト1+2
GB 平安京エイリアン
GB 風来のシレンGB 月影村の怪物
64 風来のシレン2 鬼襲来!シレン城
GC スーパーマリオサンシャイン
GC スターフォックスアドベンチャー

過去の記事一覧

Only registered users are allowed to comment on the entry. Please log in to comment.